今日は私の燻製作りの歴史に新たな1ページを刻む日になるだろうと意気込んで準備をしていました。
というのも、今回初めてこれを使ってチャレンジしてみようと思います。それがこちら。
スモークウッドです。
これは木材を粉状にして固めたものなので、これ自体に一度着火をすれば線香のように燃えるため、熱源がいらない、火力調整もいらない、というメリットがあります。その一方で熱源が無いため、熱燻に比べ時間がかかるというデメリットもあります。
ということで、本日燻製するものはこちら。
また、熱源がいらないというメリットを活かして自作ダンボール燻製機を使用してみようと思います。
先ずはチーズ、これ一本では多いので半分にカット。
そして、カットしたチーズとチョリソーを室温で1時間ほど放置し表面を乾燥します。
いつもの公園に移動し、準備開始。
自作ダンボール燻製機とは言うものの、見ての通りAmazonのダンボールに網を刺せるようにカッターで切り込みを入れただけというシンプルなもの。網も、家にあるものを使うので、下段は四角、上段は丸い網になります。(笑)
先ずはダンボールを四角に組み立て、そこに網を刺し具材を乗せます。
ちなみにチーズの上面にはブラックペッパーを振りかけてあります。
そしてその上に丸い網を刺し、いつものようにピーナッツを乗せます。
スモークウッドに着火しますが、一本まるまるではなく、1時間程度燃えるであろう分量(90g)にカットしたものを持参。
スモークウッドをダンボール下にセットして蓋を閉じます。
風も穏やかで雲ひとつない晴天のもと本を読みながら燻していきます。
しかし、この晴天のおかげで、今回の燻製作りはうまくいきませんでした。
というのも、思ってた以上に気温が低く、熱源のないスモークウッドで燻製を作るためには1時間程度ではうまく燻せませんでした。
1時間が経ち、ダンボールを開けてみるとこのような出来でした。
全然、色がついていません。試しに1粒、2粒食べてみましたが、ほんのり香る程度でした。
再度蓋を閉めて、トータル1時間30分程度燻しました。その後、冷え込んできて、私自身が風邪ひきそうだったのでそそくさと撤収してきました。
帰宅後、ネットで調べてみるとスモークウッドでは最低でも2時間程度燻すようです。勉強になりました。
さて、今回の失敗作と思われる、チーズ、チョリソー、ピーナッツですが、一応、帰宅後冷蔵庫で寝かし、今夜の晩酌のおつまみにします。
ピーナッツはさておき、チーズとチョリソーは2時間ほど冷蔵庫で寝かした後、皿に盛りつけてみましたが、ホンワカ燻製のような香りがします。
これからますます気温が低くなる仙台地方。長時間にわたる野外でのスモークウッドでの燻製作りは厳しいかもしれません。
でも、燻製作りの知識は着実に増えています。(笑)